北海道で葡萄畑及びワイナリーを営む若い夫婦のための住宅です。
浮遊するボリュームが大自然と心地よい対比を生み出し、ここにしかない風景となっています。
外壁はコールテン鋼です。年月をかけて安定し風合いが増していくこの外壁は、ワインのように熟成する楽しさを持ち、時を過ごす嬉しさを与えます。
5年前に我々がデザインした、古い納屋を改修したワイナリーとの素材の対比も楽しめます。
内部は緩やかに領域分けされたワンルームです。浮かぶスラブに対し、中央のキッチンレベルを下げることで、空間に動きを与えています。冷蔵庫やレンジフードのレベルも下がり、ワンルームの連続性を阻害しないキッチンです。
リビングは畑に向かって広い開口を持ち、日常の畑作業よりも少し高い視線から畑を眺められます。畑の中に住まいながらも、畑を客観的に感じられ、日々の作業から距離がとれる寛げる場所です。
寝室に柔らかい光を取り込むガラスブロックは、旧家のものを一つずつ手作業で解体し再利用しました。
仁木町で3軒目となるこのプロジェクトは、これまでのプロジェクトと同様に、建築とぶどう畑・大自然がお互い高め合う、仁木町ならではの場所を作り出しています。


所在地  :北海道
用途   :住宅
工事完了 :2022.12
床面積 :100㎡
若井和典と共同設計
写真:浅川敏

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